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発売直前紹介『デッドプールVol.3:グッド・バッド・アンド・アグリー』

DP_03_03_FC.jpg『デッドプールVol.3:グッド・バッド・アンド・アグリー』が今月12月の16日に発売される予定となっております。というわけで、またも内容のざっくりした紹介をやってみたいと思います。
 今回の単行本に収録されているのは、オンゴーイング誌第3期「Deadpool」の#13から19まで。これまでの『デッドプールVol.1:デッド・プレジデント』『デッドプールVol.2:ソウル・ハンター』が、それぞれ6話収録だったのに対して、今回は7話が入っていることになります。それだけでも、このVol.3がなんとなくいつもと違う意味合いを持っているとうかがえます。

 構成はVol.2と同じく、過去編と現在編の2部に分かれています。
 その時代を代表するヒーローをゲストに迎えて、過去を掘り下げるといいますと聞こえはいいですが、要は歴史の捏造である過去編の、今回の犠牲者はルーク・ケイジとアイアンフィストによるヒーローズ・フォー・ハイアー、といいますか、この時はケイジというよりはパワーマンですね。
 時は1977年、ファンクパワーが円熟期を迎えつつあった頃、ベルボトムパンツに暖色系の服装をまとった人々が町を闊歩していた時代、デッドプールもまた御多分にもれずアフロを爆発させたブラザースタイルをとっておりました。
 そんな彼が新聞を読んでおりますと、ある求人広告に目をつけます。
「Heroes for Hire!」
 もちろん、パワーマンとアイアンフィストの雇われヒーローコンビの広告なのですが、これを「雇われてくれるヒーロー求む!」と勘違いしたデッドプールは、「俺はヒーローだ」「それに俺は依頼人を探してる」「これだ!」と実に自分に都合のよい解釈をたてて、早速ヒーローズ・フォー・ハイアーの事務所を急襲します。しかも折悪しく、ふたりを頼りに依頼人が訪れている時に……
 ケイジとアイアンフィストとデッドプールの噛み合うはずのないやり取り、肉弾戦メインのバトルシーン、どこかピントのずれた登場人物たちと、実にリズミカルにテンポよくストーリーは展開していきます。
 アメコミには珍しい、かなり直接的な表現(レスリー・ニールセン的な意味で)の濡れ場も出てきて、コメディというよりはほとんどギャグとして話が進んでいきます。
 もっとも、伏線はかなりさりげなく張られているのですが……

 ストーリーが現代の時間軸に戻りますと、雰囲気は打って変わり陰鬱に、描写も影の目立つものになります。
 この巻で語られるのは、ウェイド・ウィルソンが参加したウェポンXと呼ばれる強化兵士の育成プロジェクトの結果とその後です。
 何故に不死の人間にこだわったのか。それを、ウェポンプラスの被験者たちを通して語られていきます。
 それはデッドプールであり、ウルヴァリンであり、そしてキャプテン・アメリカであります。
 前巻の途中で現れた謎のグループ、その結末で少しだけ触れられたデッドプールの記憶、それらの伏線がこの巻で一部解消されていきます。
 ただ話は暗いだけではありません。アクションもこれまでの話以上に濃密に描かれており、息つく暇もないほどの死闘の連続です。
 そしてこの巻のアクションで最も目を引くのは、これまでのデッドプールの話ではほとんど描かれてこなかった共闘に力が注がれていることです。時にサポートし、時に肩を借りて、同じ目的のために仲間と戦うデッドプールの姿がふんだんに込められています。
 ストーリーはShoProの公式サイトの紹介でも書かれている通りシリアスで、ジョークもその息継ぎ程度ではさまれるくらいしかありません。
 けれども、だからといって面白くないわけでは決してありません。むしろ、どうしてデッドプールはのべつまくなくジョークをしゃべり散らしているのか。普段のおしゃべりの後ろに隠れている、隠そうとしているものの一端がうかがえる、やはりデッドプールだからこそのストーリーが展開しているといえます。
 ウェイド・ウィルソンがなにを失い、そしてなにを得るのか、それをどうか皆さんの目でご確認ください。

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テーマ : アメコミ - ジャンル : アニメ・コミック

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