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『デッドプール:モンキー・ビジネス』発売前紹介

 発売直前になりましたが(もしかしたら既に販売はじまっている地域もあるかもしれませんが)、『デッドプール:モンキー・ビジネス』の紹介を。(もう一作の『デッドプールの兵法入門』は既に紹介しておりますので、コチラをよろしければご参照ください)
 やはり注目を集めているのはスパイダーマンとの共演作品でしょう。
 メイド姿のデッドプールの登場回を含むとして、翻訳決定前から話題に事欠かなかったエピソードですが、書誌的な話をいたしますと、第2期『Deadpool』誌の19号から21号に掲載されました。発行時期は2010年4月と5月でした。(19、20号は同月発行です)
DP_TPB_04_FC.jpg 個人的には、この話の収録されたTPB(Trade Paperbackの略で、日本でいうところの単行本の一形式です)は、生まれて初めて手にしたアメコミの冊子ということで思い入れが深いです。
 ちなみにTPBのタイトルが「Monkey Business」だったので勘違いされがちですが、このデッドプールとスパイダーマンの共演エピソードの正式タイトルは「Whatever a Spider Can」です。
 どうしてモンキー・ビジネスなんていう題が選ばれたのかについては、本編を読んでいただくとしまして、ただひとつ付け加えれば、このタイトルは決してスパイダーマンとのエピソードだけにかかっているものじゃないという点を念頭に入れておくと、また面白みが増すと思います。

 実は今回の邦訳に関しては、収録作のアナウンスが正式には行われておりません。もっとも『デッドプール:モンキー・ビジネス』という書名と「Whatever a Spider Can」が入っているらしいという公式サイトの告知から、TPB『Deadpool Vol. 4 Monkey Business』の邦訳だと推測はできます。
 そこで、ざっくりとエピソードの紹介を、

「Whatever a Spider Can」:今日も今日とてニューヨークのパトロールに余念のないスパイダーマン。けれども牛乳とバナナを買おうと深夜に立ち寄った(いつものコスチュームのまま)知り合いのスーパーにて、従業員一同が惨殺されているのを発見する。「アイツだ」彼は知っていた。この街に人の命をなんとも思わないヤツがやって来ていることを。すぐさまその足で容疑者を追う。広大な都市だが問題はない。なにしろアイツは自分以上に口数の多い男なのだから……(全3話)
「Do Idiots Dream of Electric Stupidity?」:ジョージア州北部の片田舎を長距離バスに乗って移動中のデッドプール。そして、当然のように、強盗に出くわす。普段なら瞬殺するところが、ふとした油断から手痛い反撃を受け、他の乗客もろとも有り金を奪われてしまう。ヒーローとしてプロの傭兵としてのプライドを大いに傷つけられたデッドプールは早速復讐に向かう。(全1話)

 さらに単行本にはもうひとつエピソードが収録されているのですが、これは割愛させていただきます。是非ともご自身の目でご確認ください。ひとこといえるのは、かなりかっこよく、そして哀愁の漂う話だということです。

 今回の作品の見どころは、ずばり「ヒーロー(デッドプール的)の日常」です。
 オンゴーイング誌という毎月通常販売される、通常営業のデッドプールの姿を御覧になれると思います。
 クロスオーバー(『シビル・ウォー』や『シージ』など)や集中連載のミニシリーズ(『マーク・ウィズ・ア・マウス』など)と異なり、世界を揺るがすような大事件は起こりませんが、マスクをかぶった全身タイツのヒーローがいつもどういうことをしているのかが垣間見られます。
 特に「Do Idiots Dream of Electric Stupidity?」の冒頭で、いつものマスク姿でバスに乗って移動しているデッドプールとそれについて特になにもつっこみを入れないマーベル市民という構図は、コスチューム姿の人間がうろうろしている世界ならではの日常を伝えてくれます。
 とはいいましても、『ホークアイ:マイライフ・アズ・ア・ウェポン』のようなヒーローを離れての日常というわけではなく、世界を救ったり、大きな陰謀や事件と対峙したりしているのでない時の、普通のヒーロー活動という意味です。
 時期的にいえば、この『モンキー・ビジネス』収録の一連のエピソードが刊行されたのは、ちょうど『シージ』が展開していたのと重なり、「アベンジャーズ・ディスアセンブルド」以降の善悪の混在していた期間を終え、ついにヒーローが復権するという予兆のみなぎっていた頃にあたります。
 ですから、これまで多くの邦訳コミックに漂っていた不穏さは、ずいぶんとなりをひそめて、どこかのんびりとしたヒーロー物語が提示されます。
 とにかく、デッドプールに限らず、あまり訳される機会の少ない、ノーマルなオンゴーイング誌のエピソードですので、アメコミらしいおおらかなストーリー展開を堪能できることと思います。

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テーマ : アメコミ - ジャンル : アニメ・コミック

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