FC2ブログ

ある一点を多くの目で




 友人のえいすさんが、Twitter上でこのようにつぶやいていらっしゃったところで、その時もいくらか返答させていただいたのですが、考えてみれば戦時中の庶民感覚というのも、あまり馴染みのないテーマだなと考えまして、思いつくままにちょっと書いていってみます。
 とは申しましても、実際の兵士にしても前線であったり基地勤めであったりと赴任先でその体験が千差万別であるのと同様、庶民生活も多岐に渡り、私の読めたもののうちからさらに絞っていては「あくまでも九牛の一毛的記録である。戦争体験は万人万様だ」という述懐を強くせざるをえません。
 ですので、まあ多量の情報網の末端の末端のサンプルのひとつ、気楽な読書ガイドくらいにお考えください。

続きを読む »

スポンサーサイト



TRPG落語『インスマス長屋』(三遊亭楽天)のこと

 マスターと呼ばれる司会進行役の語る状況説明に対して、他の参加者も口頭でもって対応を告げ、必要に応じて決められたルールを適用してその成否を判定し、物語を進展させていく、御存知テーブルトークロールプレイングゲームです。
 日本に輸入されてそろそろ40年近くなったこの遊びも、現在にいたるまでには紆余曲折いろいろいろいろもうひとついろいろと、まあ本当に狭い業界にもかかわらず、たくさんの転変があったのですが、おそらく10年ばかり前の自分にいっても悪い冗談くらいにしか受け止めてもらえないだろう事実のひとつに、現在のこの界隈は「クトゥルフ神話TRPG」(「クトゥルフの呼び声」)を中心として動いているというものがあります。
 20世紀初頭の怪奇小説家H. P. ラヴクラフト創案によるクリーチャーや魔道書、異界言語をベースとした恐怖小説群をモチーフとしたゲームシステムは、一頭地を抜いて多くのファンを獲得しています。
 その結果として、現在、クトゥルフを代表格とする邪神などの名前は、驚くほどの認知を受けています。
 それは、落語のネタになるくらいに。

続きを読む »