スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「デッドプール・チームアップ」の原文比較

 ついに発売されました『デッドプール:デッド・ヘッド・リデンプション』、個人的なことですが、ちょうど発売の当日、ヴィレッジブックスのシビル・ウォー・クロスオーバーシリーズの第一期再販『X-MENユニバース:シビル・ウォー』(『ケーブル&デッドプール』が併録されているのです)が届きまして、軽いデッドプール祭状態でした。
 それはさておきまして、『デッド・ヘッド・リデンプション』です。
 正直、原書で読んでいた時には、ジョークの半分もわからずにどうにも面白みが薄い本だという感想しかなかったのですが、翻訳を手にしてみますと、あら不思議、全編どこかに笑いがひそませてある密度の高いギャグマンガじゃありませんか。
 自分の英語力のなさに絶望を覚えると同時に、翻訳のありがたさをしみじみ感じさせてもらいました。
 特に日本を舞台とした「デッドプール・チームアップ」は、翻訳の調子と相まって、勘違いされたジャパン観が際立っています。
 改めて原書と比較してみますと、ここはかなり意訳が施されていて、神秘の国NIPPONを表現するのに腐心されているのがわかってきます。
 以下、少し、私のわかったところだけですが、その比較を紹介したいと思います。

続きを読む »

スポンサーサイト

テーマ : アニメ・コミック - ジャンル : アニメ・コミック

死せる頭の質受けを

 今週末の三月六日、いよいよ単独では四冊目となるデッドプールの翻訳本『デッドプール:デッド・ヘッド・リデンプション』が発売となります。
DHR_FC.jpg これまでに邦訳刊行されている『マーク・ウィズ・ア・マウス』や『スーサイド・キングス』のような、いわゆる正史ストーリーとは異なり、かといって番外編でありパラレルワールドを扱った『デッドプール・キルズ・マーベルユニバース』ともまったくテイストの違う今回の本は、あえて似たものを挙げるなら、かつて邦訳も刊行されていた『バットマン:ブラック&ホワイト2』をさらに砕いた感じといいますと、ベテランアメコミファンの方はわかってくださるかもしれませんがそもそもベテランな方は既に原書で読んでいるような気がしないでもないジレンマが……
 と、ぐだぐだいってお茶を濁してしまいたくなるほどに、なかなか紹介者泣かせの一冊が今回の単行本なのです。

 まずはおおまかに構成について説明してみましょう。
『デッドプール:デッド・ヘッド・リデンプション』は以下のパートからなります。

1) デッドプール #900
2) デッドプール・チームアップ #1
3) デッドプール #1000
4) キャプテンアメリカ:Who Won't Wield the Shield?
5) メリー・フリーキン・クリスマス
6) カバーギャラリー

 このうち「1」と「2」は『デッドプール』第900号に、「3」と「6」が『デッドプール』第1000号に収録されていました。
 が、デッドプールがメインを張っている雑誌は、そもそもつい最近「今年の四月に通巻250号が出るよー」と告知のあったところで、900号とか1000号とかに達しているわけがありません。
 では何故900号なのか。これは私の推測なのですが、この『デッドプール』第900号の刊行された二〇〇九年はキャプテンアメリカやソー、それにスパイダーマンが続々と個人誌600号を刊行した年でありました。ですので、それに掛けたおふざけで、しかも600号だと信じる人がいないとも限らないので念入りに900号としたのではないでしょうか。1000号はその翌年二〇一〇年刊行ですから、お遊びの延長線ということで。
 600号といいますと、日本でも翻訳の出ております『キャプテンアメリカ:ロード・トゥ・リボーン』にキャプテンアメリカの関連誌600冊記念号が収録されておりましたので、読まれた方もいらっしゃるかと思います。
 キャプテンアメリカのこれまでとこれからを、関わり深いアーティスト達の手によってオムニバス形式で描いた増大ページによる特別号で、そのコミックスの重なりがそのままキャップの歴史を表している敬愛に溢れた一編でした。
「1」と「3」のデッドプールの900号、1000号も、このキャップの特別号にも似て、多くのアーティストによって様々なデッドプールが描かれたアンソロジーコミックスとなっています。違う点といえば、敬意のかわりに悪ふざけがこれでもかと盛り込まれていることでしょうか……
 収録作がどれも十ページ足らずの短編ですので、正直あらすじを書くのにも困るのですが、それでも900号の方は「デッドプールvsキャトルミューティレーション」「口を開けデッドプール」「デッドプールvs心理カウンセラー」「口を閉じろデッドプール」「デッドプールvs警察」「デッドプール南海の死闘」などとそれぞれキャッチコピー的なものをつけることが可能で、ヒーロー(あくまでデッドプール的なという意味でですが)としての活躍を見ることもできます。
 一転1000号は、冒頭のラスベガスでのハードボイルド風な一編を除いて、ほぼカオスが大挙して襲ってくる実験的前衛漫画風の作品で占められていて、「もうとにかく読んでちょうだい!」としかいいようのない作品群です。実はそれでも、後にひかえているものにくらべると、まだマイルドなのですが……

続きを読む »

テーマ : アニメ・コミック - ジャンル : アニメ・コミック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。