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魔法の筆法

 五月に開かれるとある同人誌即売会のために、ここ最近日本の呪術や妖怪、俗信などといったものについての本を読み返しております。
 ただ、こうしたことに関心がある、といいますと、途端に胡散臭い顔で見られるのが残念なところです。
 なるほど、その手の方面にのめりこみまして、恨み骨髄に達する憎きあん畜生に目に物見せてやるべく夜な夜な近くの神社に白装束で頭に蝋燭結わえて右手には藁人形、左手には金槌、五寸釘をくわえて通っているといえば、それは目線をそらして距離をとられてもいたしかたないでしょうが、過去にそうした習俗があったこと、もしくはあったと信じられていることを、何故・どうしてとたずねるのは、これは好奇心であって、少なくとも後ろ指さされる類の話ではないと思います。
 とはいえ、そうした目が現れるのもある程度はいたしかたないことで、実際本屋に行ってみますと、過去の習俗や信仰を今の利益につなげようとするようなガイドブックが横溢しています。
 おそらくそうした本のなかにも、新しい発見や事実はあるのかとも思いますが、あいにくと俗物な私は直接的な記述を好むもので、もっとわかりやすく過去の人々の信心のみを描こうとした本を探そうとしてしまいます。
 そして、そんな欲求を満たそうとする際に、私はまず幸田露伴の「魔法修行者」に手を伸ばしてしまいます。

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おかかかか

 知り合いのまつだこうた先生が連載をはじめたということで、今週号の『ヤングマガジン』を買ってまいりました。
 青年マンガ誌ってあんまり買う機会がないので、自分の部屋にぽさっと置かれているのがなんだか変な感じです。
 で、まずは何をおきまして、まつだこうた作「おかか」を。
 下馬評では圧倒的不利というかかませ犬的な意見の多いなか、遂に幕の開いた陰陽トーナメント第一試合ですが、現在技術面でも試合操作の面でも上をいっているのはその梶原で、確かに工藤には何を起こすかわからない不気味さがあるものの、現時点ではそれが果たして追いつくかどうか不安になる点も多く、まだまだどちらに転ぶかわからないあたり思わず手に汗握る……
 すいません! これは今回の「喧嘩稼業」でした!

 と、お約束的なネタをはさみまして、改めまして「おかか」です。
Okaka.jpg センターカラーで二話収録、冒頭から飛び出すアイス話、扉には電線の向こうに広がる満天の青空、季節は思い切り夏! これ買った今日は全国的に雪のちらつく真冬日だったっていうのに!
 お話としましては、主人公のおかかを中心として、どこにでもありそうな商店街を舞台にくり広げられる短編喜劇です。
 コメディでなく喜劇と呼びたいところを是非ともわかってもらいたい。
 表紙に書かれたキャッチコピーの「田舎味☆童心返りギャグ!!」という文字を見ると、つい日常系という単語が浮かんでしまいがちですが、もっと突拍子もない純正ギャグマンガとしてもおもしろいんです。
 真冬にいきなり真夏の話が入り込んできたり、ネコ耳の主人公一家がなんの違和感もなく町のなかにとけこんでいたりする光景なんかから、そのあたりじわじわ漂ってきます。
 日常系あり、王道ギャグあり、そして不条理系もまきこんでの全方位から楽しめる作品。これはてごわい一作ですよ、お客さん。

テーマ : YA(ヤング・アダルト) - ジャンル : 本・雑誌

あの人はあの時?(シージ編)

 先月末ヴィレッジブックスより『シージ』の邦訳版が刊行され、これで『ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト』以来続いていた、いわゆるヒーローストーリーから逸れた善悪の混濁した物語に一旦の区切りがつきました。
 私自身は『シークレット・インベージョン』の翻訳が出て以降にアメコミに接した途中参加組ですが、それでも新しい本が出るのが毎月ほんとうに待ち遠しく、思えばずいぶんひさしぶりに指折り発売日まであと何日と数える経験をしました。
 そうして待ちに待って待った待った『シージ』は、いやあ、おもしろかった。
 これまでの鬱屈を一気に払いのけるような勧善懲悪話で、その王道的なストーリーラインもさることながら、人がヒーローを信頼しヒーローもそれに応えようとする場面が多く描かれているのが読んでいて胸のすく思いでした。
 これまでの互いに疑い、懐の中を探り合う描写が、ヒーローの人間的側面を強く印象づけるものだったとすれば、『シージ』はまさにヒーローのヒーローたらんところが大看板に描かれていたように思えます。

 で、今回の本題は、その『シージ』で、第三話のヴァリアントカバーを単独で飾りながら、カメオ出演どころか名前すら出てこなかった、
Siege_Deadpool.jpg
 この方が、じゃあ、その時期なにをしていたのかってことを。
(ちなみに、デッドプールがヴァリアントカバーの表紙を飾っているのは、『シージ』本誌だけでなく、『ダークアベンジャーズ:シージ』『アベンジャーズ・イニシアティブ』『ダークウルヴァリン』などなどのタイイン誌も含みます。もしかしたら、なんらかのキャンペーンが組まれていたのかもしれません。くわしい方のご教示をお願いしたいところ)

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テーマ : アニメ・コミック - ジャンル : アニメ・コミック

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