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よりぬきデッドプールさん:I rule, You Suck

 最近読みまして、単純におもしろかったデッドプールの話を、とりとめもなく書いてみたいと思います。

 穏健派の吸血鬼から強硬派の吸血鬼の侵攻を防いでほしいと依頼を受けたデッドプール。
 戦いの舞台である、穏健派が自分達の飲む血液の確保のために作った病院におもむきます。病院自体は普通の、おそらくは総合病院で、中で働く人々は経営者が吸血鬼だということを知りません。
 日常通りの勤務にいそしむとある女医さん、そこに突如黒い全身タイツと包帯に覆われた、これでもかとばかりに自らの不審ぶりをアピールする怪人物が現れます。こちらが強硬派の吸血鬼です。
 果敢にもピストルを取り出して自らの身を守ろうとする女医ですが、吸血鬼はそれをせせら笑い今にも襲い掛かろうとしています。そこに颯爽と現れる我らがデッドプール、またたく間に吸血鬼を惨殺し、あたりを血の海に変えます。
 かんたんに事情を説明し、多くの吸血鬼に病院が取り巻かれていることを伝えます。
 すると、院内の患者やスタッフの身を案じた女医が、危機を知らせるべく駆けだそうとします。しかし、そこはベテラン傭兵のデッドプール、単独行動の危険さを説いて、それを止めようとします。
 けれども医は仁術のモットーに駆られた女医は、その制止に聞く耳を持たないばかりか思いもよらぬ行動に出ます。

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野坂昭如『砂絵呪縛後日怪談』

 やっぱり原単行本の形式は必要だ。
 野坂昭如の小説集『砂絵呪縛後日怪談』を読み終えて、まず思ったのはそんなことでした。
 本書は江戸期を舞台とした六作の短編小説からなる時代ものの作品集で、切り絵調の表紙装丁からしていかにもおどろおどろしい陰惨な迫力が漂っています。
 ただし、現代の感覚での怪談は冒頭に置かれた表題作のみで、のこりはむしろ因果話という様相です。もっとも、だからこそ描かれている情景の惨たる色調は、一際鮮やかに読者に訴えかけてきます。

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